オンラインカジノは違法か合法か|遊んで大丈夫?逮捕されない?
- 2019.12.21
- オンラインカジノ

オンラインカジノの違法性
これから初めてオンラインカジノで遊ぶという方なら、「オンラインカジノは違法なのか?」「オンラインカジノでプレイしたら逮捕されないか?」というのは心配になるところだと思います。
結論から言って、海外の合法オンラインカジノを遊ぶ分にはほぼ大丈夫!といったところです。
この問題を考えるには、
- オンラインカジノ自体の違法性、合法性
- オンラインカジノをプレイすることの違法性、合法性
という2つの視点から見ていくと、とても分かりやすいですよ。
オンラインカジノが合法となる2つの条件
オンラインカジノ自体の合法性ですが、これは、
- オンラインカジノが合法な国で運営されている
- オンラインカジノ運営に必要なライセンスを取得している
この2つの条件を満たしていれば、そのオンラインカジノ自体は合法ということになります。
オンラインカジノが合法な国
合法な国で運営されているというのは、企業の登録住所、サーバーなどがオンラインカジノが合法の国にあることを指します。
有名な国だとカナダ、フランス、オーストラリア、香港などがオンラインカジノが合法です。少しマニアックな国名だとマルタ共和国、キュラソー、ジブラルタルなどもオンラインカジノが合法です。
ちなみに、今のところ日本でオンラインカジノの企業運営を行うことは合法ではありません。もし日本に登記されているオンラインカジノを見かけても絶対に遊ばないようにしてください。
オンラインカジノの運営ライセンス
運営ライセンスは政府機関が発行していて、取得には審査と高額な費用がかかります。発行国の基準を満たすことが出来なければオンラインカジノの運営は出来ないようになっていて、ライセンスはオンラインカジノの質を担保する役割も担っています。
イギリス、マルタ共和国、キュラソー、ジブラルタル、マン島などがライセンスを発行している代表的な国です。
ライセンスの不正する闇カジノに注意
ほとんどの合法オンラインカジノのHPには登録住所、ライセンスなどの情報が載っています。しかし、中にはライセンスを持っていないのに虚偽の表示をしていていたり(後に発覚)、ライセンスの証明ページを公開してくれないブラックオンラインカジノもあります笑
嘘の表示をされると見抜くのは困難なので、評判の悪いオンラインカジノでプレイするのは控えるか、あるいはライセンスの証明ページが掲載されているオンラインカジノを選んで遊ぶようにするとより安心です。運営主体、スタッフが日本にいるというのもNGです。
この先、当ブログでも色々なオンラインカジノを紹介することもありますが、悪名高い論外オンラインカジノは紹介しませんのでご安心ください。
オンラインカジノで遊ぶと違法?
では、私たち日本人が日本からネットで、海外で合法運営されているオンラインカジノを遊ぶと違法になるのでしょうか?
これは、現在の日本にはオンラインカジノに関する法律がないため、違法ではないけど合法でもない、「グレー」だと言うしかありません。
日本の賭博法をどう解釈する?
日本の刑法に「賭博法」があり、その条文は、
単純賭博罪
賭博をした者は、50万円以下の罰金又は科料に処せられる(刑法185条本文)。ただし、一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまるときは不処罰とされている(刑法185条但書)。
常習賭博罪
常習として賭博をした者は3年以下の懲役に処せられる(刑法186条1項)。
となっています。これだけ読むと日本からオンラインカジノで遊ぶと違法になりそうですよね。
でも、賭博法は「胴元の摘発」を第1の目標としていて、その胴元は海外の完全合法な企業です。つまり、日本の警察は胴元を検挙したり逮捕することが出来ません。
賭博は「必要的共犯」といって、胴元と賭ける人の2人の共犯によって成り立つ性質があります。したがって、胴元が完全合法なのにプレイヤー側だけを逮捕することは出来ないという考え方が基本路線となります。
日本人プレイヤーが逮捕された衝撃事件
オンラインカジノの歴史の中で日本人プレイヤーが逮捕された事件が1件だけあります。しかも遊んでいたのは海外の合法オンラインカジノでした!どういうことだったのでしょう?
2016年3月に「スマートライブカジノ」をプレイしていた日本人プレイヤー3人が逮捕される事件が起きました。
スマートライブは海外の合法オンラインカジノだっただけに、この時は、「いよいよ来たか」と掲示板でも騒がれていましたね。
私ももうオンラインカジノでは遊べないのかと思ったことを覚えています。
でも、このスマートライブカジノには決定的な特徴がありました。それは、日本人がライブカジノのディーラーを務めていたことです。しかも、日本時間の夕方から深夜にかけて、まさにプレイヤーのゴールデンタイムに登場していたんですね。おまけに日本語でチャットのやり取りをしてくれたり。
言ってしまうならスマートライブは日本人専用の環境を用意していた、つまり「胴元は事実上日本にいることと変わらない」、と警察が判断してプレイヤーの逮捕に踏み切ったという事件です。
3人の内2人は裁判まで争うことをせず、略式起訴を受けいれて罰金を支払いました。略式起訴は有罪で前科がつきますが、裁判で争ったわけではないので、違法という判決が出たわけでありません。
そして、残る1人は裁判で争った結果、見事に不起訴を勝ち取りました。裁判まで行ってお咎めなし、つまり、違法にならなかったということです。
おそらく略式起訴を受け入れた2人のプレイヤーも裁判で勝負すれば、同じように不起訴を勝ち取れたのではないかと思います。
結局、裁判で違法判決が出なかったことで、それ以降プレイヤーの逮捕者は出ていません。警察としても裁判まで持ち込まれると不起訴になることが分かってしまったので、「こじつけで逮捕できなくなってしまった」と言えるでしょう。
とはいえスマートライブの事例から学べることとして、
日本人専用の環境があるオンラインカジノでは遊ばない
これは鉄則になったと言えます。
なぜ3人だけ逮捕された?
ところで、どうして3人だけが逮捕されたのでしょうか。スマートライブにはもっとたくさんの日本人プレイヤーがいたはずです。
これについては明確な事実は分かっていませんが、おそらく潜入調査していた警察に日本語でチャットしているところを押さえられ、しかもカジノのユーザーIDと同じID名でSNS上で勝ち負けを発信していたこともあり、本人特定されたのではないかと言われています。
それから入金にクレジットカードを使っていたことで、日本のカード会社に証拠を求めることも出来たのかもしれません。
3人のプレイヤー逮捕から学べることとして
- テーブル上で日本語でチャットしない
- 実名でSNSで勝ち負けを発信しない
といったことが挙げられますね。念を入れるなら、入金、出金にも国際決済サービスを使うと良いでしょう。
日本にあるインカジ店は違法です
日本にはインカジ店と呼ばれる「闇カジノ」があります。パッと見はネットカフェのような空間らしいのですが、受付で現金を支払いチップを購入、その金額が反映されたパソコンで、海外の合法オンラインカジノにアクセスしてプレイします。
そして、勝てた場合には、利益分を出金することが可能で、受付で現金に返金できるようです。
これは、海外のオンラインカジノを遊んでいたとしても、店内で金銭のやり取りが発生しており、胴元は店員、プレイヤーはあなたとなり、「必要的共犯」が成立して2人とも違法になります。そもそも闇カジノなので、絶対に行かないようにしてください。私は見かけたことすらありませんが笑
パチンコ、パチスロだってグレー
というわけで、日本にはオンラインカジノの法律がなくて「グレー」。裁判まで戦った唯一の例では「不起訴」ということで、「白よりのグレー」となっています。グレーと聞いてイヤな気持ちになったら、遊ばない方が無難です。遊んでみようかなと思えたらギャンブラー向きかも笑
そもそもパチンコ、パチスロだってやっていることはグレーですしね。「景品交換所」を挟む「三点方式」で免れているだけです。
パチンコ、パチスロ、オンラインカジノも今さら違法にして逮捕というわけにはいかないのではないでしょうか。
カジノ法案関連で法整備が進むか
ランドカジノを誘致することが決まった日本では、今後オンラインカジノについても法整備が進んでいくことが期待されています。
晴れてオンラインカジノが合法となるかもしれないし、ランドカジノで遊んで税金を落としてほしいからオンラインカジノは違法となるのか分かりません。
ただ、グレーゾーンの現在でも日に日にオンラインカジノで遊ぶ日本人プレイヤーは増えてきています。
日本人にとってスマホで手軽に遊べるゲームは身近な存在です。
スマホゲームのガチャに課金するくらいなら、お金が増えるチャンスがあるオンラインカジノで遊びたいのは自然ですもんね。
今さら違法には出来ないと踏んでいますが、実際どうなるのか分からないので、今の内にたくさん遊んでおこうというのが私の考えです。
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